2011年2月27日日曜日

襟巻き11

スライバー状で購入した明るい色の羊毛。少しグレーっぽくて手触りがカサカサとシャリがあって麻のよう。でも、そこそこ柔らかい。羊の毛は本当に千差万別。羊の種類もさることながら、羊の個体差でも毛質は大きく異なります。後学のために、羊毛を購入するときに、羊の種類が書いていない羊毛や色んな羊の毛がミックスになっているものでも、できるだけ羊の種類をお尋ねするようにしています。
このスライバー状の羊毛は色合いは3種類ほどあったのですが、やはり羊の種類が不明。。。いつものようにお店の人にお尋ねしても不明。。。お店の人が本部へお問い合わせくださっても不明。。。でも、なんとなくイギリスの羊の毛ではないかと。まだら染めにして、虹色のグラデーションに染まったスライバーをグラデーションなりに紡いで、グラデーションな糸に。
で、平織りの練習機に糸綜絖もつけて、経糸には市販のグレーの羊毛糸を緯糸には手紡ぎのグラデーション糸を。縞模様の中に四角模様を織り込みました。

2011年2月26日土曜日

襟巻き10

ここのところお子ちゃま用織り機を多用していますね。haluは他にもおもちゃのようなお手軽な織り機をいくつか持っているのですが、幅がマフラー程度のものを織るにはちょうど使い勝手が良いのです。自宅の作業場が狭小ですので、小型の織り機は重宝します。今回も綾織をしたかったので「おりひめ」で織っています。
今回はいろんな種類の羊の毛を混ぜて薄いグレーベージュと濃いグレーベージュの糸を紡いで淡いツートーンなチェックの綾織です。麻のようなカサカサした手触りの羊毛が割りと混じっていたので、手触りが少し麻混のよう。。。さらに、仕上げの縮絨で締め過ぎて、かなり固めの仕上がりとなってしまいました。
マフラーって言うにはどうかなぁ。。。と思いながらもマルシェで出品したら、即、ご購入下さった方がいらっしゃいまして、「かなり固めですが平気ですか。」とお訊きしながらお渡ししたのですが、混んでいたせいかお急ぎだったせいかお金とお品のやり取り後、お返事そこそこに退散されてしまいました。肌触りとかちゃんと大丈夫か確認されたのだろうか。。。気になります。もしくはコートとかタートルネックのお召し物の上から軽く巻くつもりでおられるとか。。。

2011年2月23日水曜日

糸くずで作る糸

先日ご紹介の襟巻き8で使ったサリー布の糸くずで紡いだ糸ってこんな感じです。色とりどりの糸くずを混ぜて紡いでいきます。ところどころ糸くずの塊がうまく混ざっていなくてポコポコとこぶができます。
iPhoneのヘボカメラなのでマクロはボケボケですが、近くで見ると糸くずの端があちこち出ていて面白いです。ちょっとファンシーヤーンみたい。

2011年2月20日日曜日

手染め、手紡ぎ糸13

ちょこっと糸話。手染めした羊毛でたくさん手紡ぎ糸を作る前にサンプルを作ることがあります。ところがhaluが作るサンプルはサンプルと言えるほどちょびっとでもない。100グラム近くのカセになることもしばしば。
本当はこの程度の20gくらいの量で良いのですが。手紡ぎの練習も兼ねてることと、紡ぎ始める楽しくて少しだけではやめられない。。。
手紡ぎ糸、溜まる一方です。

2011年2月19日土曜日

iPhone、iPodポーチ2

長らくお待たせいたしました~
iPhone、iPod1からどれだけの月日が経ったでしょうか。。。そのときご紹介したのがこのポーチ。綿生地用の綿糸くずと埃のような繊維くずを紡いで作ったリサイクル綿糸をメインに使って編んだもの。
ちゃんと裏地を付けました。綿布です。
今回のご紹介は、こちらのフラックスと羊毛をミックスして紡いだ生成りの双糸を鉤針で細編みにした底+下部に、コリデールの濃茶色の汚毛を洗って紡いだ単糸と、フラックスと羊毛をミックスして紡いだ生成りの単糸を縒り合せた糸で棒針で編み足したものです。口紐は2本針でリリアン編み(icode)しました。
勿論、こちらも裏地付き。麻混の綿布です。


2011年2月12日土曜日

チャリとのお別れ=思い出は心の中に

引越しが近付いてきました。。。今暮らしているところより広いところに引っ越すにもかかわらず、荷物を整理して減らさないといけません。個人で自転車3台、フレーム2本を所有しているのですが、引越し先では一人でそんなにたくさん自転車を置けません。。。ママチャリ以外は部屋の中に保管することも検討しましたが、あまり活躍する機会もなく埃をかぶって部屋の中で引き篭もっているチャリは不憫でなりません。
わざわざドイツのメーカーの本店で直に購入して運んでもらって日本にやってきた自転車、とても思い入れがあります。本当は手放したくなんかない。ここに写真を出していないフレーム2本も同様にドイツで入手して日本に送ってもらって物。。。チャリたちに乗って色んなところに行って、時々トリックを練習したり、仲間が出来たり、何より楽しい時間を共有してきました。
職場の自転車好きの人に相談したところ、ご本人と自転車を大切にするお仲間が引き取ってくださることになりました。名残惜しく、名残惜しく、いつまでも見ていました。フレームもご本人に引き取って頂けることに。
お仲間のところに引き取られたこの子は、細かくすべての部品に分解され、一つ一つ丁寧に綺麗に磨かれ、痛んでいる部品は交換されて、美しく再組み立てされて可愛がられているようです。

襟巻き9=って言っていいのか

練習中の手紡ぎで色んな素材をお試し中、遂に麻の繊維で紡ぐことにしました。繊維自体はシャリ感があって。。。というかシャリ感バリバリ!麻といってもジュート、フラックス、リネンといろいろ種類があります。haluが今回使ってみたのはフラックス。強めに縒りを掛けて紡ぐのですが、なんだかカチカチの糸になってしまいました。とほほ。
出来た太目の手紡ぎフラックス糸といろんな色をかわるがわる紡いだ細めの羊毛糸とちょっとふわふわに紡いだ綿の糸で、いつものおもちゃ織り機で綾織にしてみました。今回は織り機の幅いっぱい使って見たかったのでこの幅。
で、この質感。。。カッチカチです!とてもマフラーとは言えない。。。どーすんのぉー。
色合いは綺麗なんで、差し詰めテーブルセンターとでも言っておきますか。へへへ。。。へ。

2011年2月9日水曜日

襟巻き8

インド女性の色とりどりでビビッドでとても美しい民族衣装サリー。布地は絹で織られているのが伝統です。最近では、バナナの茎の繊維や竹の繊維などを使った再生繊維のレーヨンで廉価版のサリー布も作っています。日本の着物みたいですね。着物も正絹か人絹かで大きく価格が違ったりして。。。
そのサリー布の端布や織端、半端糸が紡ぎ素材として販売されています。紡ぎ直して新たな糸にしたり、羊毛や綿、絹の素材と混ぜて紡いだり。haluもサリー用の絹糸の端くれや半端を購入してボサボサした糸を紡いで、その糸と市販のアイボリーのウールで細めの軽いマフラーを織りました。
色んな端くれや半端糸の混じったリサイクルサリー糸は、糸自体がとてもビビッドでカラフルなので良いアクセントになります。シンプルな織模様も入れて手紡ぎサリー糸をちょっと強調してみたりして。。。
かわいい。。。サリーの糸くず、良い素材だな~。これからも多用します。

2011年2月5日土曜日

襟巻き7

以前ご紹介したおもちゃの織り機「おりひめ」はいろいろな模様が織れる本格派。どんな風に織れるのか見てみたくて細長~く経糸を張って、緯糸も模様も次々替えて織ってみました。
楽しい模様と質感のオンパレード。大好きなシマシマ状の細長いサンプラーマフラーが出来上がり。すっごく気に入っちゃいました。シックな色合わせでちょっとマニッシュに着こなすのに良いかも。
これが、お子ちゃま用のおもちゃ織り機で織れるんですよ。織り機も出来上がった作品もなんだかとってもお得な気分になれますよね。次はビビッドでカラフルなサンプラーマフラー織ってみようっと。