2011年3月6日日曜日

襟巻き12

以前ビビッドでカラフルなインドの民族衣装サリー用の絹布を織るための糸くずを使って紡いだ糸をご紹介しましたが、今回は錦糸を作るときに出る絹繊維のくずにとても柔らかいメリノ様の羊毛を混ぜて紡いだ糸を使いました。絹繊維と羊毛は別々に染めて混ぜ合わせました。絹繊維も羊毛も全くコシの無いやわやわな素材にしたので、出来上がりの糸もとってもやわやわ。
ナチュラル茶色のメリノも混ぜて、全体的に中間色メインの落ち着いた色合いにまとめました。ところどころ甘くてロマンチックな桃色系が入ります。いつも模様織りの練習に使う平織りの練習機に糸綜絖のセッティングで菱形の模様を入れました。
経糸はベージュの羊毛の市販糸。糸のグラデーションでシマシマになるところと、菱形模様が交互にくる感じでメリハリを付けたつもりですが、全体的に和やかな雰囲気のマフラーになりました。
カワイイフリマにて出品。苦戦していたところ、きまぐれのお店前を通り掛かった正にこの雰囲気にぴったりな和やかな若いお嬢さまのお眼に留まり、お買い上げになりました。皆さんたいてい何がご自分にお似合いになるか良くご存知なんですね~。
写真で分かりづらいのが残念ですが、絹の繊維くずは地味ですが、少しキラキラしているんです。

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